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外壁塗装激戦区の中堅リフォーム会社でトップセールスマンとして建築業に携わってきたハナマル。
その業務の中で学んだ外壁塗装の全てを販売者では無いハナマルが公平に独断と偏見を語っていきます。

「見積価格」

ホームページを見て信頼できそうな業者で見積もりを取ってみたけど、
書き方や仕様もバラバラ、高いところも安いところもあるし一体何が違うの?


悩んでしまいますよね。
それもそのはず、外壁塗装の見積依頼をした場合。まずは営業担当者が現場に来て「現地調査」を行い
※現地調査とは現在の家屋を調査する事。
その調査結果を踏まえて工事内容を提案します。当然お店によって提案内容が異なるので見積の内容がバラバラになります。ですから「単純に価格で比較する」という事ができません。

ただし、見積依頼をする前に「お値打ちで良い工事を行ってくれそうな業者」を絞り込む事ができます。

絞り込めるようになるには、価格の仕組みについて知ってもらう必要があります。

工事価格というのは 「 原価+(原価×粗利率) 」で算出されます。

見積例:これは利益率が約43%前後でしょう。おそらくこの工事の原価は高く見積もっても50万円程度です。これに38万円の粗利益を見込んでいます。(ネット上で拾ってきた見積ですが、良い参考資料があったので名前を伏せて掲載します。)


私がいた地域でも塗装工事の粗利率というのは35%から45%が平均でした。
例えば120万円の工事で粗利率が40%であれば、工事原価72万円に粗利益が48万円という事ですね。
値引きという行為は、この粗利益をどこまで削ってくれるかという事も分かりますね。
会社というのは、この粗利の中から会社の運営費(従業員への給与、会社の家賃、交通費、税金)を支払います。
運営費で一番重いのが人件費です。従業員をたくさん抱えていると工事代金は高くなる傾向にあります。

それを踏まえ下の考察をご覧下さい。

@ハウスメーカー
  価格:× 施工:△〜◎ 保障:◎
とにかく工事代金が高いです。何百人〜何千人といる社員の給与を、あなたの支払う工事代金から捻出する為です。施工に関しては提携している工務店に丸投げしているケースが多いので当たりハズレがあります。保障期間が長く10年保障を行う場合が多いようです。とにかく高いが、失敗するケースは無いと思っていいですね。

A塗装専門店
 価格:△〜○ 施工:○〜◎ 保障:○
最近多い企業形態です。元職人が起業し運営している事が多いですね。これ一本で運営している為、価格はハウスメーカーより安く、施工品質も高い傾向にあります。保障はハウスメーカーと比べると短い会社が多く3年〜10年までの間でまばらです。

B塗装職人 価格:◎ 施工:○〜◎ 保障:×
価格が安く、丁寧に施工してくれるケースが多いです。保障は無いか、1年〜3年程度です。外壁のメンテナンスでは塗装ではなく防水工事の方が重要視されます。「色は綺麗に塗ってくれたが雨漏れしまった」なんてことも。塗装職人さんに頼む場合は、施主に建築の知識がある場合に限った方が懸命です。もしくは防水工事を防水の職人さんにお願いすべきでしょう。

C百貨店や家具屋 価格:○ 施工:? 保障:?
たまに相見積でバッティングした事がありますが、実際に施工をした方の話を聞いた事が無いので不明です。自社で管理を行っているとは考えずらいので、契約している工務店に丸投げしているのではないかと思います。

D営業会社 価格:× 施工:×〜○ 保障:△
いわゆる訪問販売です。価格は高いです。施工に関しては職人さんと現場監督によって当たりハズレの差が大きいです。保障は長くとっているケースが多いですが当てにしない方が良いですね。建築の事を何も理解していなくても、工事を契約できる人間だけが生き残っていく世界ですので想像の通りです。


どうでしょう。ご自分にあった施工店が見えてきましたか?
安ければ良い訳ではないですし、当然高ければ良いという訳でもありません。

「これを見ても、業者を絞り込む事ができない」

という方は、ポータルサイトの活用をオススメします。
車を売るときの一括査定のように自宅に近い施工業者に一斉に見積を取る事ができます。
リフォーム ホームプロ

 

 

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